それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

「そっか。…まあ、あいつかなりイケメンだったな。そういや。」

そう呟くと彼はレジに向かう。
本当に坂上くんは私の家に行くらしく、会計を済んだ後「さ!先生ん家行こう〜」と言い出した。

「…いいけど、誰にも言わないでね。」

「わかってるって!」

私の手を引いて、坂上くんは歩きだす。あったかい手。

もし誰かに見られたら、致命的なのに…この手を解きたくはなかった。

このぬくもりを、独り占めしたい。

今日は…いいよね?
この手を離さなくても…。


私はきゅっと手を握り返した。