それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

「よっしゃ!先生、アーティストも歌も解ったし、CD買いに行こう!」

キラキラな笑みを浮かべて、坂上くんは私の腕を引っ張る。

「ちょっと…」

早足と言えない、軽い走り、CDショップへ向かった。

「よし、あと二枚!」

ラッキー!と言い、CDを二枚取り、一枚を私に渡された。

「先生もさっきのでハマったろ?」

ニヤーと笑う、彼に私は頷いた。ジャケットに写るメンバー。一際目立つ、真ん中の紅一点、ジェーン。
いつも見せる顔じゃない、仕事の顔をしていた。