何度でも Lovin' you!~season 2~




『あなたのお客様は、まだ体験から戻って来ないのかしら?

色々と意見を聞いて、今後の参考にしたいのよね。』


そうだった。


社長には体験モニターが俺の客から、客ではない優季に代わったことをまだ伝えていなかった。


「社長、実は…」


コンコン!


言いかけてノックに阻まれた。


『失礼致します。野島様をお連れしました。どうぞ、こちらへ…』


スタッフは優季に応接室に入るよう促すと、仕事に戻って行った。


体験エステでリラックスできたのか、スッキリとした顔をしていた優季だったけれど、


俺と向かい合わせに座っていた宮園社長を見ると、驚いたのか、目を大きく見開いて、


『……お母さん。』


ポツリと呟くと、その場に立ち尽くした。