『着いたよ。』 勇輝は料金を払うと、先に降りて私に手を差し伸べる。 相変わらず、恥ずかしいんだよな、これ…。 タクシーを降りて、ビルを見上げた。 ここは… まさか… ドックン…! 心臓が大きな音を立てて動いた。 『ここは全国展開しているエステサロン「エスティライフ☆優」の本社新社屋さ。』 勇輝が自分のことのように誇らしげに言った。 やっぱり… 『ほらっ、こんなところで突っ立ってないで、体験エステやってもらおう?』 勇輝に引きずられ、ビルの中に入って行った。