数日後、当直明けの私は、疲れた体をひきずるように帰宅した。
レディースウィークがそろそろなので、体調が今ひとつ…
とにかく部屋に着いたら、ベッドにダイブだ…
『えぇっ!?熱が出ちゃったの?
そうか…わかった、そうしたらまた次の機会に…うん…お大事に…』
部屋の前で勇輝が携帯で話をしていた。
間違いなくお客さんと…
でも何だか困った様子。
「もう仕事?大変だね、お疲れ様…」
そう声をかけて、部屋に入ろうとすると…
『優季、一生のお願い!!!
これから俺と付き合ってくれる?』
え…………!?
勇輝に腕を掴まれ、部屋の外に引きずり出された。

