何度でも Lovin' you!~season 2~




勇輝がいなくなると、いつも静かな部屋が更に静まり返る。


でも、胸の高まりと、身体の火照りが治まることはなかった。


バスルームへ行き、着ている物を脱ぎ捨て、冷たいシャワーを浴びた。


熱を帯びた身体をクールダウンしたくて、


勇輝に抱きしめられた余韻を洗い流したくて…


でもこれは、嫌だからじゃない。


勇輝の温もりと息遣い、優しい鼓動………


思い出すだけで、もうどうにかなりそうだから……


「勇輝……」


私がごちゃごちゃ考えないで、勇輝の胸に飛び込んでしまえばいいことなのかもしれない。


でも、今の私では勇輝を傷つけることになる。


この胸のつかえが消えるまでは、勇輝に想いは伝えられない。





ごめん…







勇輝…………