何度でも Lovin' you!~season 2~




『おい、待てよ!』


駆け足で追いかける勇輝を見ていると、


今の私達の関係は、鬼ごっこみたいだ…なんて思ってしまった。


「おやすみなさい…」


部屋の前で勇輝と別れる時、誕生日の夜を思い出す。


いきなり部屋に入って来て、抱きしめられた夜のことを…


ドアを開け入ろうとすると、


『俺もお邪魔しまーす!』

勇輝がドアをすり抜け、部屋の中に入って来た。


「ちょっと、何でアンタが入ってくるのさ?」


勇輝は真剣な眼差しで私を見つめると、


『ごめん、ちょっとだけ充電させて…』


そう言うと、私を包み込むように抱きしめた。