何度でも Lovin' you!~season 2~




ごめんね、勇輝…


もしも、私が勇輝の立場だったら、きっと苦しいと思う。


傷ついているよね?


でも、私にも時間が必要なの。


どのくらいかかるのかは、私にもわからない。


だから、「待っていて」とは言えない。


私はずるい女だ。



本当にずるい女…



ただひとつだけわかるのは、


勇輝、



あなたを愛してる…



それだけ…






『おい、着いたぞ!
なぁんだ起きてるのか、つまんねぇの!』


冗談めかして言う勇輝に、


「残念でした。連れ込めなくて!!!

でも、乗せて来てくれてありがとう。」


そう言うと、ドアを開け、さっさとマンションの中に入って行った。