何度でも Lovin' you!~season 2~




『ケーキ、上手くできたかな?
あんまり自信がないんだよな…』


優季らしくない弱気な発言。


そういえば、昨日は急に元気がなくなったからな…


「食べてみろよ。」


フォークで一口分取り、
優季の口に無理矢理押し込んだ。


『う…らりおふるによろ(何をするのよ)…』


涙目の優季に、


「どう?美味い?」


意地悪く聞いてみる。


『うん、大丈夫。美味しい…こんなに小さいケーキは初めて作ったから、焼き加減が難しくて…』


優季の安堵した表情に、


「大丈夫そうだな、その様子じゃ。」


俺の言葉に、優季はムッとした表情に変わり、


『もしかして私、毒見役だったわけ?』


「うーん、かもな…」