支度が終わり、リビングに戻ると、 ベルガモットの香りが部屋を満たしていた。 「これは、アールグレイだよね?」 優季は頷くと、 『男の人でもわかるんだ。私的にはダージリンの方がケーキには合うと思うんだけど、これからお仕事でしょ? 気合い入れるためにちょっと香りの強いアールグレイがいいかなと思って淹れてみました。』 正直、俺はホットのアールグレイが苦手… アイスなら大丈夫なんだけど…