「え…え…あの…」 あまりに突然のことで、俺の頭の中は真っ白だった。 確かに保育士の募集はなかなかないし、どちらかというと、女子が採用される確率が高いのも事実なわけで、思うような就職先が見つからず、どうしようかと悩んでいた矢先の助手の話… 幼児教育にかけて第一人者と言われる教授直々の要請は大変名誉なこと。 普通なら即決で飛びついてしまうところなのだが…