「本当ですか?嬉しいです!! ありがとうございます!!!」 でも、こんなことでわざわざ教授は、俺のことを呼び出すだろうか…? きっと何かある。 教授は、スーツのポケットからタバコを取り出すと、 『キミも吸う?』 そう言って、箱を俺の方に差し出した。 「いえ、私は吸いませんので…」 ホストという職業柄、タバコは持っているけれど、俺が吸うのではなく、あくまでも客用のもの。 教授はタバコの箱をポケットにしまうと、ライターで火をつけ吸い始めた。