もうとっくに修士論文も提出したし、俺にいったい何の用なのだろう。 まさか、書き直せなんて言わないだろうな…? 教授室に行くと、教授のデスクには俺が提出した修士論文が置いてあった。 「あの…私に何か…?」 恐る恐る聞いてみた。 教授は俺の修士論文を指差し、 『キミの修論をを読ませてもらったよ。 遊びを通しての子供の心理変化について、よく書けているし、大変興味深い内容だった。 』 えっ!? もしかして俺、褒められた……? こんな偉い先生に……?