でも、その前に失礼なこと言わなかった? 確かに、何かしようものなら、ただじゃおかないけど。 それにしても、何なの?勇輝は。 納得したようにコクコクと頷いたりして。 頭にきたので、勇輝を思いっ切り睨むと、 『しまった!!!』といった表情で、逃げるようにベッドルームを後にした。 『変わらないですね、気の強さは…』 クスクスと笑いを洩らす和磨くんだけど、 あなたのお姉さんだって相当なものよ!!!? でも、和磨くん相手じゃ怒る気も失せてきた。