何度でも Lovin' you!~season 2~




『安心しろ、優季。
響は無類の女好きだ。

間違っても男に走ることはない。

そうだろ?響。』


勇輝の言葉に、桜庭さんはムッとした顔で、吐き捨てるように言った。


『女をモノ扱いするような奴に言われたくないね!』


うわーっ、部屋の中が一瞬にして凍りついちゃったよ…。


勇輝と桜庭さんは睨み合ったまま、どちらも視線を外そうとはしない。


もう、どうなってるのよ、このふたりは!!!


「勇輝!
桜庭さんは病人なんだから、感情を逆撫でるようなことを言うの止めなさい!

和磨くん、どこで点滴したらいい?」


私は看護師モードに再びスイッチを切り替え、険悪な空気を蹴散らした。