『おっと、主治医の先生がお出ましだ。 悪いね香月先生、せっかくの合コン邪魔しちゃって。』 和磨くんの視線の先には、救急用のバッグを抱えた40歳前後と見られる男性医師が走って来るのが見えた。 『はぁ??? んなとこ行くわけねぇだろ? 響、どうだ具合は?』 香月医師は、バッグから聴診器を取り出すと、胸が見えるようにシャツのボタンを開けて聴診を始めた。 『香月…って、確か、光南医大の救命のNo.2だよ、あの人。』 洋子主任がそっと耳打ちをしてきた。