ドクンッ! 心臓が大きく脈打つ音が聞こえたような気がした。 『やっと会えた』って…… 容姿端麗な響のデータは、どこを検索しても、私の中には欠片も見当たらない。 だから、会ったのは今日が初めてのはず。 過去にこれだけの容姿を持った人に会っていれば、忘れるわけがない。 でも、さっきから心臓がこれ以上ないくらいに暴れて、鎮まる気配すらない。 うまく言えないけれど、 これは、記憶なんかじゃない。 魂と魂が惹かれ合って… まるで何かを懐かしむように共鳴している… とても不思議な感覚。