そうじゃない。 “ゆうき”というのは、 私じゃなくて、 勇輝のこと。 きっと、私を通り越して勇輝を見ていたんだ。 彼は、勇輝の過去を知っている人間のひとり。 そうに違いない。 でも、 彼の春の陽射しのような穏やかな笑顔にどこか懐かしさを感じた。