『あれ?何だか優季ちゃん、疲れてるみたいだね。
病み上がりなんだから、もう遅いし、帰った方がいい。
明日も仕事なんだろ?』
透オーナーが目配せをしてみせる。
洋子主任とふたりっきりになってプロポーズでもするつもりなのかもしれない。
これって、早く帰れってこと?
どこも調子は悪くないけれど、
この状況から逃れられるのなら、
喜んで消えますとも!
「すみません。まだ本調子じゃないみたいなので…失礼します。」
そう言って立ち上がると、透オーナーは、口パクで、『ごめんね。』と、洋子主任にわからないように言った。

