「主任、こんなに素敵なお店は、私なんかより透オーナーと来た方が良かったんじゃないですか?」 冗談めかして言うと、主任は急に不機嫌な表情に変わった。 『透の話はしないでくれる? アイツ、最近何だかおかしくて…ホントにもうあったまきちゃう!!!』 相当ご立腹な様子。 「透オーナーと何かあったんですか?」 主任は乱暴に頷くと、吐き捨てるように言った。 『もう、毎日のように「結婚しよう!」って、所構わずそればっかり…もういい加減うんざり!!!』