あれから、電源が落とされたノートパソコンは、勇輝によって撤去され、その後ネットに繋ぐことなく、部屋に放置されたままになっている。


といっても、今までのものがあるから、それで間に合っているということもあるけれど。


退院する時も、勇輝は迎えに来てくれて、


でも、車の中での会話は、苦痛なくらいにぎこちなくて、


マンションに着いても、いつもなら、お構いなしに部屋の中にどんどん入り込んで、ひとりで喋りまくっているのに、荷物を運んでくれただけで、すぐに帰ってしまった。