何度でも Lovin' you!~season 2~




病室には、私と勇輝…ふたりだけが残された。


いつもだったら、犬みたいにしつこくじゃれついてくるのに、


勇輝は黙ったまま、夕日の射す窓から外を眺め、こちらを見ようとはしなかった。


何だかとても空気が重いんだけど…


声をかけようにも、言葉が見つからなかった。


もぉぉぉ!!!


どうしちゃったのさ!!?





『真人さんは、優季が本気で好きになった人だけあって、すごい人なんだな…人間としての器が違いすぎる。俺はまだまだガキなんだって思い知らされたよ。』

窓の外に視線を向けたまま、ぽつりと呟くように言葉を発した勇輝の背中が、今にも泣きそうで、とても弱々しく感じられた。