何度でも Lovin' you!~season 2~




「この花は、私にはまだ早いかも…だからお母さんにもらって欲しいの。」


お母さんに花束を渡そうとすると、お母さんは首を振って、


『あなたのプレゼントを受け取るわけにはいかないわ。透達の気持ちを考えなさい。』


そう言って、受け取ろうとはしなかった。


『ほら、言った通りでしょ?
野島は絶対社長に花束を贈るって。』


洋子主任が意味ありげな笑みを浮かべながら、透オーナーに視線を送ると、


透オーナーは、フッと笑みを漏らすと、


『今日、一番頑張ったのは社長なんですから、受け取っても罰は当たらないと思いますよ。

俺達もその方がいいと思っていますから。な?洋子。』


透オーナーの言葉に、洋子主任は、『そうね。』と、笑顔で頷いた。