『洋子さん。』 お母さんが洋子主任に声をかけると、 『何でしょうか…?』 徹底抗戦の構えを見せる洋子主任。 こ、怖すぎる…。 でも、お母さんは、主任の様子なんて全くお構い無しで、にっこり笑うと、 『このケーキ、ここにいるみんなで食べても、まだこんなに残っているの… 失敗作でとても恥ずかしいんだけど、日頃、優季がお世話になっている看護師さん達にもおすそ分けしたくて…洋子さん、お願いできるかしら?』 そう言うと、首を傾げる仕草をした。