自分には厳しいお母さんのことだ、きっと来年は本当にプロ顔負けの完璧なものを作って来るだろう…。 『それじゃ、来年の優季ちゃんの誕生日は、店を貸し切りにしておきましょう。よろしいですね?社長。』 ソフトな口調の透オーナーに、お母さんは、『とりあえずね』と、恥ずかしそうに笑った。 『来年は、野島の三十路突入記念ということで、盛大にお祝いしよう!!!』 よ、洋子主任? み、三十路って……? あなたには言われたくないんですけど…。