でも、ケーキの中心に飾られたプレートには、 “Happy Birthday 優季”と書かれてあった。 このプレートの筆跡、見たことがある。 勇輝ではなくて、 洋子主任でもない。 遠い、遠い記憶の彼方の… 「このケーキ…勇輝だけで作ったんじゃないよね?」 私が勇輝に尋ねると、勇輝はフッとクールな笑みを浮かべ、 『当たり前だろ? こんなすげぇケーキ作れたら、俺、絶対パティシエに転職するよ!!! 優季のことだからもう誰が作ったのかわかってるよな?これを作ったのは…』