『だから早く元気になれよ…』 いつになく優しい勇輝の言葉に、 「うん…」 私は素直に頷いていた。 いつもだったら、悪態を吐きまくっているところなのに… 『やっぱ調子狂う…素直すぎて…ゆっくり休めよ…』 勇輝はそう言うと、ベッド脇の高級そうなソファーに体を沈めると、 『やっぱ俺、限界…ギリギリまで寝かせて…』 そう言うと、携帯のアラームをセットし、着てきたジャケットを掛けると、 『スー…』 あっという間に爆睡モードに入ってしまった…。