「今年は絶対安静の入院生活か…何て悲惨な誕生日なの…。」 ため息を吐く私に、勇輝は苦笑すると、 『元気になったら、快気祝いも兼ねて食事に連れて行ってやるから… おっと!前みたいにラーメンじゃないぞ!!! そうだな…今度こそ、フレンチかイタリアンのフルコースだからな。』 何だか駄々っ子を宥めるような言い方をされ… って、私は駄々っ子ですか!? でも、今の私には、突っ込みを入れる元気なんてあるわけもなく、 「うん…」 そう頷くのがやっとだった。