社長を見ていて思った。
愛情というものは、優しさだけではないのだと…
愛するがゆえに、心を鬼にして谷底へ突き落とす厳しさもあるのだということを。
『でも、結果的には、あの子を傷つけ、命の危険にさらすようなことになってしまった。
本当に、どんなに謝っても謝りきれない…最低の母親ね。』
ICUのガラス扉に今にも涙が零れ落ちそうな社長の悲しげな顔が映った。
『社長、会社名「エスティライフ☆優」の「優」は、今まで優しさという意味がこめられているのだと思いました。
本当は、優季ちゃんから取ったものなんですね。』
さすがオーナー、社長とは長い付き合いだけに、鋭すぎる。

