何度でも Lovin' you!~season 2~




言いにくそうに言うオーナーに洋子さんは、


『確かに、彼女らしくない言動だけれど…透、アンタ何か知っているの?』






オーナーは何かを考えるように天井を見つめていた。


やがて、俺と洋子さんと視線を合わせると、


『まずは、社長が本当に鬼母かどうか確かめてみるとしますか。』


そう言うと、携帯を取り出すと、電話をかけた。


俺と洋子さんにも電話の内容がわかるようにと、オーナーが気を利かしてスピーカーホンにしてくれた。


数回の呼び出し音の後、


《はい、宮園です。
あらどうしたの?
珍しいじゃない?あなたが電話してくるなんて…》


宮園社長本人が電話に出た。