ふわふわ
バクは
飛んでいたが



パンッ


風船のように膨らんだ
バクが破裂して


「うわっ!」


その音に驚いた俺は
咄嗟に


バクを見た



「オマエ、俺の授業で居眠りするなんて
いい度胸じゃねえか」



…あれ?大島の顔?



これって
担任の大島?


これも夢か?


ドッと
教室中
笑いで包まれる



「罰としてレポート20枚書いてこい」



え~!!


その一言で
目が覚めた


どうやら
俺は授業中居眠りをして
夢を見ていたらしい


そりゃ
そうだよな


あんなこと
現実にあるわけがない