チャイムが鳴り、授業が終わる。 「玲、早く昼食いに行こ」 光太郎が振り向くなり 真顔でそう言った。 なんかいつもと違うのは気のせいか? 真顔のまま立ち上がり、歩いていく光太郎についていく。 「玲様と光太郎様、ランチに行くのかしら」 「私達もいきましょ」 「玲様たちに近い席が取られないようにしなきゃ」 教室をでるさいに そんな会話が聞こえた。 取られないようにしなきゃって…おまえらはなんなんだ。