★ひかるSIDE
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避けられてんだかなんだか、この間会ったとき以来
光太郎にも玲にも
あっていない。


同じ家にいるのに。



まぁ、むこうも何かを察しているのだろう。


窓から見える玲の姿をみてそう思った。


光太郎はもう学校に行ったのか、車に乗りこんだのは玲だけ。


『…あたしたちもそろそろ行かなきゃ。』


コーヒーを飲み干し、上着を羽織る。


『神、行くよ。』


「あぁ。」



また本読んでるし。


『あんたはほんとに本が好きね』


「ひかるも読めばいーのに。」


『むり。あたし本嫌い。』


そんな会話をしながらリビングを出た。