なによ……これ……。

ずらっと並んだ未開封のEメール。

全て同じ送信者からだが、見たこともないアドレスだった。

ケータイを握り締めた右手に汗がにじむ。

朝葉は恐る恐る、最後に受信されたEメールの開封ボタンに指を添えた。

緊張が走る。

ゆっくりとボタンを押す。

背中に嫌な汗が流れた。