裏切り黒田アキラ大いにぼやく(上等なヤンキー スピンオフ)

毎度の事ながら中山は小さい事は全然気にしない。

携帯のどの短縮番号を押しても、自分の念じた相手が携帯に出ると信じてるに違いない。

『あのさぁ、マッカンって何?』

「………マッカン?」

『そう。マッカン…。松下関電工?』

…まさかのドッキング。

「…松下関電工なんて日本語は存在しねぇよ」

『じゃ何?松下…―』

「松下から離れろぃッ!」

『離れたッ!』

…小学生並みの素直さが素晴らしい。