……………何だと?

ミサキがニヤニヤと笑っている。

「てめぇら何どうしようもねぇ事言ってんだッ!!ミサキッ、てめぇ早く電話切りやがれ!マコもぶっ殺すぞ」

ミサキが口元を緩ませて俺に近づいてくる。

そしてピンクの携帯を俺の耳にそっと当てる。

……………………。

プープーと言う無機質な機械音だけが響いていた。

「ロマンチスト黒田の前に電話切ってたよーだ」

してやったり顔のミサキに、悔しいけどまだドキドキしてしまう俺。