そんな時水晶をみていたラナシュはアナリアーナを見つける。 彼の水晶は彼が心の底で求めているものを示してくれる。 ここ千年程、そこには何も映らなかった。 それなのに映し出された小さな赤ん坊。 優しそうな父親と母親に抱かれて安らかに眠る、小さなコドモ。 その時、ラナシュは特に何も感じなかった………と思っている。