楽園の姫君



こんなこと、考えたこと無かった。
人がいないことはあれど、人に拒絶されることは無かったのだから。

…だからこそ、どうしたらいいのか、わからない。
どうにかはしたい、このままではいけない、というのに……



―また、アナリアーナは気付いていないが、きっと精神年齢が低い、というのもあるのだろう。
彼女の時はあの城から動いていないのだから。