楽園の姫君



「さあ、着替えて下さい。
まさか一日中ネグリジェでいる訳ではないでしょう?ラナシュ様がお選びになったのですから、着ないという選択肢はありませんよ」

『あの……』

「何ですか」

『自分で』

「先程も言いました通り、
ラナシュ様がお命じになったのですから、やらせていただきます」