『えっと、キース? ラナシュって何者なんですか?』 キースは少し顔をしかめて答えた。 「ラナシュ様が魔法使いでいらっしゃる、というのは知っていますね?」 アナリアーナは頷く。 「ラナシュ様はその強大な力によってこの世界を創造なさいました」 『え―…』