楽園の姫君



「君は10年もの間、眠り続けていたんだ。
そりゃ、身体も成長してるさ。当然のことだよ」


『えっ、でもあなたは、』
変わっていない。

そう続けようとしたアナリアーナの声は青年に遮られる。