「えっ・・あの・・すみません・・。」
「気にしないで。
後気づいたことは?」
「言っていいのか分からないですけど・・
量を減らして安く売ってもらえませんか?」
・・・・あたりが沈黙するのが分かる。
うえぇ・・・
どうしよう・・・
絶対この会社じゃやっていけない気がする・・
ちーくん
ごめんなさい・・・
「そういう案もありますね」
へっ?
隣にいた社員が声を上げた。
「一言言ってもよろしいですか?
最初、量が多いほうがいいと思ってました。
でも今の意見を聞いて
香水にも流行という香りがあるので
買い替えが出来るように
少なくしたらどうでしょうか?」
うわ・・・・
すごい。
なんか全部まとめられて
この人に持っていかれたって感じ・・
やっぱり意見を言うのって
出世に入るのかな
「すごいよ。愛ちゃん。
手短に言うわ。
入れ物を小さくして、香りの品質はそのまま
強みを減らしたものをなるべく
安い価格で発売する。
これで決めようと思う
意見がある人は挙手。」


