男の子は 身体に大きな石をくくりつけられていた くくりつけてある物はロープと言うよりは 昔の人が使っていたような縄であった さらに男の子の身体はビショビショに濡れ ゆかたのような服からは 水がしたたり落ち 裸足の足下に ひたひたと水を溜めていた 「あんた・・・どうしたの・・・?」 由里は男の子の状況を見て 生唾を呑む感覚だった 辺りを見回すが 水などない すると男の子は 目にいっぱい涙を浮かべて 呟くように喋りだした