閑散とした祭壇に、巫女が猫のミーミを抱えて、座り込んでいました。

従者達はとっくに逃げてしまったようです。

彼女を守るものは誰もいません。

橘の宮は、巫女を動揺させまいと、つとめて平静を装って言いました。

「よ、元気?
 俺が来たから心配ねーよ
 こういうときは
 気分下がるし 色々と考えごと増えます
 いちど頭カラにして
 テンションあげてこ
 っすかね? 」

巫女の目には、怒りが燃えていました。

(次号はいよいよ最終回です)

【読者からのメッセージ】
巫女さん怒った~!(笑)
もう最終回!?
なんかまだ読み足りない位面白いわぁ