すぅっと目が覚めると、とても暑かった。 むくりと起きあがったのは、実凪が先だ。 「・・・・・」 髪が、ボサボサになっているのは、昨日乾かすのを忘れていたためである。 ふと京を見ると、まだ熟睡中。 「・・・ギャハー」 ニヤリと笑った実凪は、ゆっくり京に近づく。 「寝顔、万歳ッ!!」 内心で、ガッツポーズ。 また寝顔をのぞき込もうとしたら、思いっきりタオルケットを投げられた。 「ブフォッ!!」