何というわかりやすい嘘だなぁ、おい。 「はぁ・・・おい、コラ。行くぞ」 「あ、はいっ!」 今日で、何回ため息をついたのだろうか? 数え切れないほどのため息を漏らして、京は実凪のカバンを持った。 「「行ってらっしゃーい」」 「バイバイ実凪ねぇちゃん!」 「またね!!」 4人の声が背中から聞こえたが、京は無視してその場から出て行った。 実凪は、「ばいばい」とお辞儀をして、病室を出て行った。 廊下で歩いている途中、看護士の人たちが、何度も蒼井に話しかけていた。