「問い四って難しくなかった?」 席に戻ると裕美が聞いてくる。 「あぁ、うん」 あたしは昨日解いた問題を必死に思い出しながら言う。 「いいよなぁ~。頭のいいお姉さんがいると」 突然、隣の席の砂田と言う奴が言う。 砂田くんのほうを思わず見ると、目が合う。 あたしは笑って頷いた。 自分で昨日解いたけど。 お姉ちゃんがいるのをいいと思うから。 あたしは少し不満な自分の顔を無理に隠した。