鍵を閉め自転車に乗り颯太と待ち合わせの場所に向かう。 『瞬遅ーし。』 『わりい。おかんがさー。』 颯太と他愛もない会話をしながら高校へと向かう。 高校では真新しい制服を着た生徒が門にたくさんいた。 外の掲示板を見ると颯太と同じクラスでほっとした。 『瞬また一緒のクラスだね。』 声をかけてきたのは3年の時同じクラスの陽菜だった。