『瞬が記憶が無くなったら私のことも忘れちゃうんだよ。そんなの嫌だよ。』 『だけど…』 『そうだ。瞬が歩けるうちに旅行に行こう。』 俺の弱気な愚痴を聞く前に香吏奈が旅行話をもちだした。 『これからいっぱい思い出作ろう。』