僕の記憶が消えていく


『香吏奈ちゃんありがとう。瞬のことをよろしくお願いします。』


お父さんはあたしに頭を下げお母さんも泣きながら私にありがとうと言った。


それからは瞬の病状の経過や学校でのことを聞いた。


瞬が学校を辞めないといけないなんてどれだけショックが大きいのだろう。


自分でも部活へは戻れないのは薄々わかっているものの今瞬から野球への思いをとったら瞬は一体どうなってしまうだろう。